CABLE 5
【六甲ミーツ・アート芸術散歩2017】 明和電機/ひっぱれ!六甲ケーブルカー
作者は六甲ケーブルに注目しました。昭和7年に開通し、戦前から観光客の足として親しまれています。
巻き上げ機構を自動演奏楽器として使用し、作業員をムード歌謡グループに見立ててビデオ映像作品を制作しました。
【六甲ミーツ・アート芸術散歩2017】 明和電機/ひっぱれ!六甲ケーブルカー(メイキング映像 )
▶ 【番外編】阪神電車で行こうよ!(2:48、3:18あたり)
阪神電車さんとのコラボです! オリジナル
中国語バージョンはこちら → 黃小玫 SANDY HXM -【我們搭阪神電車去吧!】
ケーブルカーの技術
ケーブルカーの制御装置と運転
六甲ケーブルの制御装置は、1932年(昭和7年)の開業以来、90年以上にわたって使用してきた、イタリア・ミラノ市の「チェリッチ&タンファニー社」製。運転室の外壁には、今でも開業当初の同社の銘板が埋め込まれています。
数々の運転係に操作技術が受け継がれ、大事にメンテナンスしながら使ってきた同制御装置も、2025年、93年ぶりに最新の自動制御装置に更新される予定です。運転係による職人技の手動制御もあと少し。
ロープ(索条)の切り詰め
六甲ケーブルのロープ(索条)は全長約1800m。年月を経るにつれ車両の重みによりロープは伸長することから、数年に一度、ロープを短くする作業「ロープ切り詰め」作業が必要となります。
そのとき重要となるのが、車体との接続部となる、ロープ端部(索端)の加工。営業終了後の深夜、熟練の作業員たちが、ロープ切断と索端の加工(素線バラシ、索端洗浄、鉛溶着等)、車体への取付けを確実に行うことでケーブルカーの安全を守っています。
六甲ケーブルの車窓
〈春・夏〉